春近し

そろそろ,北斗七星が見やすくなってきました。木立を前景に入れて,アナグリフ画像にしています。 赤青メガネで見ると,前景が手前に出るようにしています。このような,星も地上の景色も止まって写すには,ちょっとした工夫が必要です。 この作例では,固…

コペルニクス

昨夜はコペルニクスが見ごろでした。昨夜は夕方には晴れていましたが,二死からどんどん雲が迫ってきて,やっとこ1時間だけ時間差を開けて撮影した写真を元に,3Dに起こしてみました。なので,基線長は1350kmほど。 ちょっと視差が小さいので,立体視しにく…

元日の月面

元日の夜は,晴れ。月齢10を超えた月が出ていました。湿りの海付近。例によって,アナグリフ画像です。 赤青メガネで立体視できます。この画像は基線長約2600km取って視差を得ています。この程度の長さの基線でも,ちゃんと月の凹凸が浮かび上がってくるのが…

冬の満月

今夜は満月。例によってアナグリフ画像。赤青メガネで立体視できます。 2時間ほど間隔を開けて撮影し,視差を得ています。 秤動を利用した立体画像よりも視差が小さいので,ちょっと遠くにある感じに見えます。計算上は10数メートル離れたところに月が浮か…

冬近し

寒くなってきました。オリオンが夜半前に出てくる季節。前景は手賀川の水面。 水面にシリウスとプロキオンも映っています。

皆既月食(2014.10.08)

今夜は皆既月食でした。こちらでは,皆既食中と色の終わりころに雲が去来し,ちょっと欠測になった時間帯があります。天体観測にとって雲は厄介者ですが,雲を利用して,こんな写真。例によってアナグリフ画像です。 赤青メガネで立体視できます。雲が流れて…

しめりの海

しばらく月の写真を怠っていました。 しめりの海。 2014年9月5日撮影。例によってアナグリフ画像です。 赤青メガネで立体視してください。

ランドマーク

星景写真は,ランドマークを取り込んで地域性を出せるのが,ひとつの大きなメリット。その地域を代表する風景の中に星を写し込むのは,地元住民ならではのもの……かも知れない。…と言うのも,何度も現地に通って,適切な場所,アングル,露出条件を決め,しか…

土用三郎

土用の頃に朝焼けの中に見えるオリオン座の三ツ星。これを土用三郎と言う場合があります。土用三郎の伝承としては,夏の土用の入りから3日後(この日の天気で豊凶を占う)と言う話が多いのですが,土用の頃に朝焼けの中に見える三ツ星を三兄弟として「土用…

星も景色も止まって欲しい

星景写真では,通常,固定撮影。 地上の景色は動かず,星は日周運動で動く。 それを利用して星の軌跡を描かせたりするわけですが,星も点像に収めて,地上の景色もブレない写真が欲しくなる時があります。星を点像にしたいなら,赤道儀にカメラを乗せて,ガ…

明けの明星

梅雨の時期は,ほんの少しの晴れ間も貴重です。6/27未明の金星。金星。かなり地球から遠ざかっていて,最大光輝の頃よりは暗くなっている……はずですが,それでも,他の恒星を圧倒する明るさ。金星の上にすばるも見えています。初冬の星座が,もう,明け方の…

巡り合わせ

二日月の立体画像。5/2と5/31の月を使って,立体画像に仕立てました。欠けた月の立体画像は,満月の立体画像よりも作りにくいのです。欠け際の光の当たり具合を揃えるのが大変。 視差の方向=秤動のズレが東西方向になるような画像の組み合わせをしないと,…

月齢1.6

5/30の月。前日の未明に新月だったので,月齢1.6になります。このぐらいの月齢だと,月がすぐ沈んでしまうので,地球の自転を利用して視差を得るのが困難。 そのため,月面を立体視出来る写真が撮れません。(実際には,1年ぐらい離れた同じ月齢の月を選ん…

ティコの夕暮れ

下弦近くの月は,夜半過ぎの撮影になるので,どうしても撮影機会が少ないのですが,頑張って撮ってみました。5/20未明の月。月齢10ぐらいの時期に見え始めるティコが,暮れ始める頃。画面中央よりやや上の,あまり大きくないけど目立つクレーターがティコで…

今年の花見

桜が満開となりました。夜桜に星を入れて,3D画像にしてみました。アナグリフ画像です。赤青メガネで見ると,夜桜が浮き出してきます。 桜を前景に,バックには1等星を2つ,そして火星。 右の桜の木の上に見える赤い星が火星。 その右下の青白い星がおとめ…

極大期

ここしばらく,太陽の活動が活発です。 黒点の活動も極大期を迎えているようです。3/22の太陽面。 極大期に特徴的な,赤道帯の黒点がたくさん出ています。太陽の自転を利用して視差を得て,3Dにしてみました。 アナグリフ画像になっています。

春の月

春になると気流が安定し,月や惑星が見ごろ。……のはずなのですが,今年は冬型の気圧配置の日も多く,気流も荒くて,苦戦しています。3/11に撮った月。ほぼ月面中央部。例によってアナグリフで立体視できます。

月の出

今年最初の満月は,今年いちばん遠地点に近い場所で満月になりました。つまり,今年一番小さい満月。しかし,月の出直後に見える月は,大きく見えてしまいます。望遠レンズで撮影すると,地上の景色の距離感が圧縮されて,さらに大きく見えるような気がしま…

こぐま座流星群

毎年の流星観測の見納めは,こぐま座流星群。 流星数は少ないものの,太平洋側は晴天率が高く,放射点が地平線以下にならないので,一晩中観測できます。ごくまれに突発することもあるので,流星観測の好きな人は,流星数が少なくても見逃せません。また,こ…

ラブジョイ彗星

アイソン彗星の崩壊は残念でした。太陽にきわめて近いところを通過する彗星には,崩壊したり太陽に落ちてしまったりする可能性があることは,アマチュア天文家の間でも想定していたことですが,あれだけ前評判の高かった彗星だから,事情をよく理解していな…

宵の明星

金星が,宵空に高く見えています。夕焼けの中,冬木立の向こうに金星。個人的な感想ですが,金星は,最大離角〜最大光輝あたりの時期が,いちばん見ごたえがあるように思います。撮影時刻は17時頃。 「いちばん星,見ぃつけた」と言うのが,一番似合いそうな…

地球影

天文現象と言うよりは気象の範疇に入るかも知れませんが。「地球影」日の出や日没の頃,太陽の真反対の方角の空を見ると,地平線付近が,より暗くなっている様子が見えることがあります。これは,空に映った地球の影。 上のほうの明るい部分は,まだ太陽に照…

黄葉

木の葉の色づく季節。イチョウの黄葉と,秋に見やすい星座,カシオペヤ座と組み合わせて。例によって,アナグリフで立体視できます。 立体的に見えるのは,地上の景色だけで,バックの星空は2Dです。肉眼では星は無限遠にあるものと認識されるので,こんな感…

3D星景写真を作る

このブログでもたびたび登場している「3D星景写真」。本格的にやるなら,同じカメラを2台用意して,地上の景色に視差が得られるように,数メートル左右に離して同じ方向を向けてセットし,同じ撮影条件,同じ露出時刻で同時撮影して,それを編集すれば,理…

獅子の大鎌

未明にしし座が昇ってくる頃になりました。秋なのに春の星座?通常,季節の星座は,その頃の宵空に見やすい位置にくる星座を指します。そのため,深夜には季節を1つ,未明には2つ,先取りした星座が見えてきます。撮影は9/27。 23日が秋分で,秋分点はおと…

お月見

2013年9月19日は中秋の名月。 月を見上げた人も多かったと思います。 よく言われる,月にまつわる目の錯覚について,こんな話があります。地平線近くの月は,頭の上近くに見える月より,見た感じ,大きく見える。これにはさまざまな要因があるようですが,…

猛暑日の「冬の星座」

今年は猛暑日の観測日数が多く,最高気温の過去最高記録も塗り替えられました。いやぁ〜地上は暑い。せめて,気分だけでも涼しくなるよう,冬の星座でも……8月になると,未明の空にオリオン座が見えてきます。 8月中旬ともなると,オリオン座に続いて,おお…

空の現象(星ネタじゃないけど)

天候のハッキリしない夏。星もなかなか見えません。一応,空のことなので,こんなもん,撮影してみました。ちょっと遠くの稲光。「3D星景写真」の要領で,3D化しています。 赤青メガネで見ると,地上の景色が手前に出てきます。 もうひとつ。虹も3Dで。これ…

Super Moon ……の前夜

6/23の満月は,今年いちばん視直径の大きい満月でした。近地点付近で起こる満月は,だいたい14〜15朔望月ごとに巡ってきますから,特に著名な天文現象ではないと,天文ファンの間では認識されていますが,そういうことにあまり詳しくない人は,なにやら特別…

連休

今年の連休は細切れ。 でも,休日に晴れてくれる予報。……と言うことで,未明に撮影。Power Shot A590で撮影しています。メインに使っている一眼のレンズを壊して,修理に出しているので……(しくしく)コンパクトデジカメでも,そこそこに写りますね。でも,…