2015-01-01から1年間の記事一覧

ガッサンディ

上弦の頃に見やすい月の地形。月面中央部よりやや南(北半球で見ると下寄りのほう)をアップにしています。 画面ほぼ中央の大きいクレーターがガッサンディ。 上のほうには直線壁も写っています。例によってアナグリフ画像です。赤青メガネを使うと立体的に…

初冬の「夏の大三角」

もう冬が始まろうとしている時期になって、夏の大三角です。夏の大三角形は、比較的赤緯の高い場所にあり(ベガが約+38°デネブで約+45°)、比較的長期間、観察可能です。 1月には、宵の南西の空に見えたベガが、明け方の北東の空に出てきます。夏の大三角…

カノープス

今シーズン初カノープス。こちらではカノープスの南中高度は2°弱。 なかなかの難物です。 南の地平線まで見通しが利く日でないと無理。画面の上のほうの輝星がシリウス。 地平線近く、高圧鉄塔の赤色灯の左側に見えるのが、カノープス。画像はアナグリフで…

色づく秋

11月になってしまいました。色づき始めたケヤキの木と、カシオペヤ、北極星。例によって、アナグリフ画像です。 赤青メガネで見ると、地上の景色が3D化し、手前に出てきます。 星は無限遠ですから2Dです。

3D月写真の元祖に出会う

9/30の月面北東部のアップ。画面上部にある、浅くて広いクレーターに注目。 このクレーターの名称はDe la Rue。これは19世紀に活躍した、アマチュア天文家で天体撮影のパイオニアであった、ウォーレン・デラルーではないかと思われます。Wikiにはこういう記…

月の出 (9/28)

9/28、満月の宵の月の出。 この日は実際に月の視直径も大きかったのですが、地平線近くで比較対象物があると、さらに大きく見えますね。そして、地上の景色が手前に出てくる3D画像にすると、さらに大きく見えてくる。この写真は基線を2mほど取って、地上の…

満月の半日前と半日後

9月28日は「スーパームーン」だと、世間は賑やかでしたね。 要するに、近地点付近で起こる満月でしかないのですが、数年前から話題に上るようになって、最近ではスピリチュアルっぽい話まで便乗していたり。 「近地点付近で起こる満月」は(同様に、遠地点…

明けの明星

内合を過ぎた金星を,未明に撮影しました。圧倒的に明るいのが金星。 金星の左下に火星。 金星の左上にM44。 右上にはプロキオン。「明けの明星」と言うと,朝焼けの中の金星を狙ってみたくなるのですが,今回は天文学名が始めったかどうか,ぐらいの時刻に…

季節を先取り

光害の多い地域では,夜半前より夜半過ぎのほうが空の条件の良い場合が多くなります。 街の灯りが減るし,飛行機の数も減るので,夜間飛行の灯火が写り込むことも減る。 もっとも,最近は24時間運用の空港もあって,ここでも夜半過ぎに羽田発着の飛行機が見…

夏至2日前

2015年の夏至は6月22日。 その2日前の太陽です。これは太陽の自転を視差として利用して3Dにしてあります。 赤青メガネで見ると,黒点が飛び出してきます。撮影間隔は2時間半。 太陽の自転周期を25日とすると,視差は0.75度となり,2〜3m離れた場所にあ…

嵐の大洋

満月の2〜3日前は,嵐の大洋の中の独立峰が見やすい時期です。右のほうにコペルニクス,やや左下にケプラー。 この2つのクレーターは光条を伴っていて,満月の頃には光条が見やすくなっています。左上の明るいクレーターがアリスタルコス。この辺りは,ざ…

夜桜

夜桜とさそり座。夜半過ぎると夏の星座が昇ってくる季節。 ちょっと季節感が変だけど,意外といい感じ。画像はアナグリフで立体視できます。 星は立体になっていませんが,前景が飛び出してきます。

春近し

そろそろ,北斗七星が見やすくなってきました。木立を前景に入れて,アナグリフ画像にしています。 赤青メガネで見ると,前景が手前に出るようにしています。このような,星も地上の景色も止まって写すには,ちょっとした工夫が必要です。 この作例では,固…

コペルニクス

昨夜はコペルニクスが見ごろでした。昨夜は夕方には晴れていましたが,二死からどんどん雲が迫ってきて,やっとこ1時間だけ時間差を開けて撮影した写真を元に,3Dに起こしてみました。なので,基線長は1350kmほど。 ちょっと視差が小さいので,立体視しにく…

元日の月面

元日の夜は,晴れ。月齢10を超えた月が出ていました。湿りの海付近。例によって,アナグリフ画像です。 赤青メガネで立体視できます。この画像は基線長約2600km取って視差を得ています。この程度の長さの基線でも,ちゃんと月の凹凸が浮かび上がってくるのが…