巡り合わせ

二日月の立体画像。

5/2と5/31の月を使って,立体画像に仕立てました。

欠けた月の立体画像は,満月の立体画像よりも作りにくいのです。

欠け際の光の当たり具合を揃えるのが大変。
視差の方向=秤動のズレが東西方向になるような画像の組み合わせをしないと,不自然な角度になる。
さらに,細い月は撮影のチャンスが少ない。

いろいろと制約があります。

そんな中で,天文年鑑の,月の首振り運動のデータとにらめっこしながら,撮影済みの写真で,立体画像に適した組み合わせを選び出します。

大雑把に言って,約1年隔てた月の組み合わせか,1朔望月違いの月を組み合わせるのが楽なのです。

その中で,東西方向に首を振っている組み合わせを選ぶ。

欠け際で揃えているので,月齢が違う月を組み合わせています。


とりあえず,いろいろな日の月を撮ってストックしておくことが,後々,良い組み合わせを見つける材料になります。

そんな「組み合わせの妙」から生まれて,細い月の立体画像。

赤青のアナグリフで立体感をお楽しみください。