「イシス」が昇る頃

シリウスは,古代エジプトでは農業審イシスの化身とされ,この星が朝焼けの中に見えるようになるとナイル川の洪水が始まり,上流から肥沃な土を運んできたと言われています。

もちろん現代の日本では,明け方にシリウスが見える時に洪水は起こりませんが,緯度や歳差の関係で,シリウスが明け方の空に見え始めるのは8月の半ば頃。台風や集中豪雨の季節ではありますけど……

星を目印にして洪水の季節を予測していたと言うことは,古代エジプトの農業は太陽暦を利用していた,と言うことにもなりますね。

そんな歴史ロマンの一端を,3D写真で。

例によってアナグリフ画像です。
洪水をイメージして,水辺で撮影したのですが,水面があまり良く写っていませんね……