春近し

そろそろ,北斗七星が見やすくなってきました。

木立を前景に入れて,アナグリフ画像にしています。
赤青メガネで見ると,前景が手前に出るようにしています。

このような,星も地上の景色も止まって写すには,ちょっとした工夫が必要です。
この作例では,固定撮影で,星が点像に見える程度の露出時間で何枚か撮って,1枚目はそのまま生かし,2枚目以降は,それぞれ,同じコマから星を消した画像を作って減算し,星の光だけの画像にして,1枚目の画像に加算合成してゆきます。

これにより,固定撮影よりも星の写りが良く,かつ,地上の景色もブレない画像を作り上げました。
この写真から地上の景色を消した画像を作り,これとは別に,地上の景色も写っている画像からB,Gの情報を抜いてRのみの画像を作り,両者を「比較(明)合成でふたたび統合してやります。
これで,地上の景色らけが赤くなった,左チャンネル用の画像とします。

右チャンネル用の画像も同様に撮影し,星を消して地上の景色のみの画像にして,Rの情報を抜きます。

これを1枚に合成することで,アナグリフで地上の景色だけが手前に出てくる星景写真にしています。

星空自体は3D化していないので,普通に星野写真として楽しめると思います。