2012-01-01から1年間の記事一覧

おしらせ1つ

3D MOON PROJECT専用のメールアドレスを作りました。3dmoonproject☆gmail.com ☆をアットマークに変えて御利用下さい。プロジェクトに関する問い合わせ,プロジェクト参加希望,3D画像のデリバリーなど,このアドレスで受け付けます。詳細は母屋のほうを見て…

ふたご座流星群

ふたご座流星群,12/13-14の極大日に撮影しました。アナグリフ画像です。 赤青メガネで,流星が手前に流れているように見えると思います。実はこれは,インチキ3D写真です。 元画像1枚から3Dを起こしています。本当は,数km離れた場所から同時撮影して,リ…

地球照

12/16の三日月の続きです。月が細いとき,月の,太陽光の当たっていない部分が,うすぼんやりと光って見えます。 これは地球の照り返しによるもので「地球照」と呼ばれます。 満月前後の夜に地上が照らされるのと同じで,新月の前後は,月の「夜」の部分が地…

月齢3.0

12/16の月。「3D星景写真」と同じ要領で,月が遠くに,夜景が近くに見えるように3D化してみました。

遠い月,近い月

11/28の満月は,今年,いちばん小さい満月。月の見かけの大きさは,けっこう変化します。 「惑星の公転軌道は楕円形で,その焦点の1つに太陽がある」 ……ケプラーの法則,思い出してください。 地球に対する月の公転軌道も,楕円形で,その焦点の1つに地球…

直線壁

11/22撮影。半月の時期に見やすい地形,「直線壁」です。 上弦の翌日か,下弦の日あたりが見ごろ。200kmほどの断層ですが,光が正面から当たっていると,分からなくなってしまいます。約2時間の撮影間隔を使って,基線長約2500kmで立体視しています。

月写真の画像処理

今日は2Dのお話。月の全体像の撮影は,初心者でも比較的簡単にできます。 超望遠ズームがあれば,けっこう細部まで写ります。でも,月写真は奥が深い。意外と難しいのが,露出時間の設定。 月の欠け際の部分に合わせると,光がたっぷり当たっているハイライ…

サイエンスアゴラに行ってきました

11/10-11の土日,サイエンスアゴラに行ってきました。一応,出典とか売り込みのようなものも,してきました。出展ブースは「横串フィールド」。 元々はサイエンスカフェやサイエンスコミュニケーションの担い手たちの,ゆるいつながりを持った交流の場で,宣…

月齢4.9

10/19の宵空。スカイツリー&東京タワーを入れて……ちょっと無理があるけど,地上の風景を手前に,月を後ろにしています。 地上の風景の中にも遠近感があります。写真撮影の場合,天体は事実上の無限遠ですから,本当はスクリーンの位置に月があるほうが,よ…

晩秋の星空

ちょっと夜更かしすれば,オリオン座が昇ってくるような季節になりました。 そう言えば,あと10日ほどでオリオン座流星群の極大日。いずれは流星の3D画像も作ってみたいのですが,これは同じカメラ,レンズを持った人が2人以上いないと,なかなか実現できな…

視差の向き

今年の1/5と6/30に撮影した月を組み合わせて,3Dを制作。月が横倒しですが……月の向きには理由があります。この組み合わせでは,月の南北方向にズレが出ています。 それを視差として利用するために,どうしても横向きでないと立体視出来ないのです。普通に天…

十六夜(いざよい)

9/30の中秋の名月は,台風直撃でした。その翌日の月を,2か月前の月と並べて,立体画像にしてみました。2か月前の月のほうが,少し月齢が進んでいますが,その辺は無視してください。視差はせいぜい1°強ですから,それほどの立体感は得られていませんが,…

明けの明星+サイエンスアゴラ

ちょっと古い写真ですが…… 9/16未明の東天。 明るい星は金星,それを追うように,しし座の「大鎌」が昇ってきます。 この2カ月後には,しし座流星群。 その頃には,しし座は真夜中ぐらいに昇ってきます。 ところで,11/10,11の土日に,「サイエンスアゴラ2…

明けの明星と月

9月13日未明,月と金星の接近。 先月の,月と金星の接近は,金星食になったのですが……曇りました。さて,その約1カ月後の接近は,こんな感じでした。 ちょっと離れていますね。太陽と金星の間も,けっこう離れているので,「明けの明星」の写真,と言ってお…

月の縁のほう

今年の8月は,月内に2回,満月がありました。 この2度目の満月を,「ブルームーン」と呼んで,見ると幸せになれるとか,話題になっていましたが,御覧になりましたか?そもそも,この現象自体は,天文学的にはあまり意味が無く,「ブルームーン」の解釈も…

未明の水星,金星

ここしばらく,夜,スッキリ晴れない日が続きました。 金星食も見られなかったし。久々の晴天。金星食の観測場所として狙っていた場所に行ってみました。 東側が開けた場所です。金星を見ていたら,朝焼けの中に,水星が見えました。地平線ギリギリの,朝焼…

肉眼黒点

久しぶりに太陽を撮影。おー,大きな黒点群がある。太陽の直径はおおよそ32' 視力1.0の人の分解能は,おおよそ1'つまり,理論上は,太陽の見かけの直径の約1/32よりも大きい黒点は,肉眼で見えることになります。もちろん,フィルターなどで減光するのは必須…

梅雨も一休み

梅雨の中休み,と言われる,わずかな晴れ間を狙って,月を見ました。 雲が多いので,なかなかスッキリと見えてくれませんが…… 月齢3.8の月を,夜景と合わせて1枚。 夜景が手前に出るように設定して,少しだけ月を後ろに追い出しています。 あんまり作ってし…

麦秋

今年は冬が寒かった影響か,例年よりも遅く,麦の刈り取りが行われています。そんな,麦の実る頃の1枚。麦畑を前景に,麦星(アークトゥルス)。麦星は,当地では,麦の収穫期の宵空の高いところに輝きます。 麦を蒔く頃には,明け方の空に……撮影地選びと撮…

金星の太陽面通過 2012.06.06

東日本は天候が絶望的だったのですが,雲の隙間から,ギリギリ,第3接触の頃,見えました。当Blogでは3D画像を中心に掲載しているわけですが……金星も太陽も遠いからなぁ……と思いつつ,金星の相対的位置が刻々と動くのを利用して,太陽の手前に金星の影が見…

部分月食2012.06.04

部分月食,見ました。……薄曇りでしたけど。薄雲と言いながら,地平高度の低い場所での月食ですから,月はボケボケ。 苦し紛れに,こんな写真を撮っていました。オリンパスE-PL!+M-ZUIKO40-150を40mmで使用。 つまり,35mm判の80mm相当。月がなんとなく丸く…

金環日食

5月21日の金環日食,見えましたか?こちら,雲の隙間からギリギリ,と言う感じでした。太陽までの距離は月までの距離の,約400倍。 数百km離れた2点で撮影すれば,月が手前に見える……はずです。半田先生の「Coming Moon計画」でも,このぐらいの基線を使っ…

立夏を過ぎた頃

5月も半ばを過ぎると,ぼちぼち夏の星座が恋しくなってきます。田植えの終わった水田と斜面林を前景に,夏の大三角形。市道を走る車のライトを生かして,水田に写るライトも季節感を演出する材料にしてみました。遠近感としては,近いほうから,水田→市道→…

3Dで見る太陽

太陽を3Dで御覧いただきましょう。これは意外と簡単な原理で作られています。太陽の自転を利用しています。 太陽は約25日で自転しています。 そのため,その表面に現れる黒点も,形を変えながら,太陽の自転と共に回ります。そこで,自転による位相差を利用…

Super Full Moon

5月6日は今年最大の満月。月は思った以上に近づいたり,遠ざかったりします。 天体の公転軌道は楕円。これはケプラーの法則でもおなじみ。 月の公転軌道の離心率は0.055ほど。 これは,地球の公転軌道の離心率(0.0167)に比べても大きいことが分かります…

5月19日は渋谷,20日は我孫子でイベント

だいたい決まったので,アナウンスします。5/19(土)渋谷こども科学センター ハチラボ 13:30〜15:00内容は5/21の日食,6/4の月食,6/6の金星の日面通過の3大天文イベントを解説し,後半は日食グラスの工作。 予約制。対象は小学校高学年(保護者同伴可)24…

花見

桜が咲きました。こんな感じで,夜桜と月を写してみました。 赤青メガネをお持ちの方は,ぜひ,立体感をお楽しみください。 夜桜が立体的に見えて,その後ろに月が見えるように設定してみました。

木星,月,金星

3月14日に金星と木星が接近しました。 まだまだ金星と木星の距離は近いので,なかなか見応えがありますが,26日には,木星と金星の間に月が入る,と言う配置になり,夕景を楽しませてくれました。上から,金星,月,木星。 前景は「水の館」。3Dアナグリフ…

金星と木星

今年はいろいろな天文現象があります。 最大のイベントは,5月21日の金環日食でしょう。 金星の太陽面通過も,今回を逃すと,130年ぐらい見られません。他にも,部分月食,金星食,木星食など,天体が重なって見える現象がたくさん待っています。今年は「…

カノープス!

春から夏にかけて,都内の科学館などで,イベントを展開する計画が進んでいます。 本プロジェクトも,いよいよ,皆様のお目にかかれるようなイベントに参戦することになります。 3D月面写真や3D星景写真などを使った,リアルな宇宙体験やトークライブをお届…