中秋の名月2021

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2021年の中秋の影月を,2年前の10月の満月と組み合わせて立体視

2021年の中秋の名月は9月20日でした。

これと組み合わせてちょうど良い視差が得られる画像w,過去のストックから探したところ,2019年10月の満月がデータ的に良さそうだったので,組んでみました。

例によってアナグリフ立体視できます。

月と木星

2019年の年明けは,未明の東天の,月,惑星,輝星の競演から楽しみました。

これは1月4日未明の,月と木星とアンタレス
手前に水面と木立を入れて,3D星景写真にしました。

ひとつ情報。
2019年3月に鳥取で,月の立体写真をメインに語るサイエンスカフェをする計画があります。
今からコンテンツを仕込み中。
3D画像満載で,ちょっとした宇宙旅行を楽しめるように,いろいろ計画中。
お楽しみに。

月に叢雲,明日は十五夜。

明日は十五夜
でも,天気予報はかなり怪しい。
今夜の月も,雲の隙間からちらちらと見えるのみ。

そこで,雲の移動を利用して,雲の後ろに月の見える3D写真を作ってみました。

「イシス」が昇る頃

シリウスは,古代エジプトでは農業審イシスの化身とされ,この星が朝焼けの中に見えるようになるとナイル川の洪水が始まり,上流から肥沃な土を運んできたと言われています。

もちろん現代の日本では,明け方にシリウスが見える時に洪水は起こりませんが,緯度や歳差の関係で,シリウスが明け方の空に見え始めるのは8月の半ば頃。台風や集中豪雨の季節ではありますけど……

星を目印にして洪水の季節を予測していたと言うことは,古代エジプトの農業は太陽暦を利用していた,と言うことにもなりますね。

そんな歴史ロマンの一端を,3D写真で。

例によってアナグリフ画像です。
洪水をイメージして,水辺で撮影したのですが,水面があまり良く写っていませんね……

菜の花

菜の花と月。

この季節らしい風景を求めて,菜の花畑へ。
月の形を写すために,少し望遠に。
望遠を使うと被写界深度が下がるので,菜の花から少しバックして,さらに絞り込み,感度と露出時間で調整しつつ,月と菜の花の両方にピントが合うように,いろいろと試行錯誤。
天体撮影なのにレンズの絞は8とか11とか。
菜の花は露出中に懐中電灯の光をシャワーのように浴びせて,浮かび上がらせました。

西に傾いた5日月と菜の花のコラボを,アナグリフでお楽しみください。
撮影日:2018,04.20