サイエンスアゴラに行ってきました

11/10-11の土日,サイエンスアゴラに行ってきました。

一応,出典とか売り込みのようなものも,してきました。

出展ブースは「横串フィールド」。
元々はサイエンスカフェやサイエンスコミュニケーションの担い手たちの,ゆるいつながりを持った交流の場で,宣伝媒体の少ない草の根系サイエンスカフェや,学外からの参加者の欲しい大学のサイエンスカフェなどの寄り合い所帯を作って,情報交換や「商談」のようなもの(大学のサイエンスカフェは,しばしば無料開催なので「商談」ではなく講師依頼が中心)が展開されるのでした。

私は昨年まで持っていたサイエンスカフェを手放してしまったので,科学コミュニケーターの立場として,フリーになっていました。
そこで,ここに「3D NOON PROJECT」の売り込みでもして,ブースの客寄せかたがた,3D映像でもお見せしようかと言うことで,参入しました。

会場に行くと,あちこちから挨拶されて……サイエンスカフェの担い手として,またスピーカーとして,いろいととやっていたからなぁ……
科学技術館のドームシアターで科学ライブショーをやっている「ちもんず」の人達にも再会。私はここで2回喋っていて,そのうち1回は,月の立体映像をドームに映してもらっています。そのほか,画像提供だけ参加したこともあったっけ。
また面白いことやりましょう,と言うことで,再演の約束。

このほか,科学映像関係の人と名刺交換をしたり……

会場の日本科学未来館では,ドームシアターが人気で,なかなかチケットが取れないのです。メガスター常設施設としても有名になったし。

でも,科学技術館のドームシアターのほうが高機能ですよ。
プラネタリウム投影機は装備していないけど。

イベント終了時刻後,混雑を避けるために,ちょっと星を見上げてから帰路につきました。

写真は未来館と織姫,彦星。
まだ薄明中なので,空がちょっと明るいですが……

お台場はイルミネーションが明るくて,肉眼ではあまり良く星が見えないのですが,撮影してみると,けっこう写っています。原盤では5等星ぐらいは楽に見えます。

例によって,アナグリフ画像です。
前景が手前に飛び出してきます。
星は2Dなので,赤青メガネをお持ちでない方も,雰囲気が分かると思います。

さてさて,これからどうやって,プロジェクトを進めて行こうか……

とりあえず,小規模な科学イベントやサイエンスカフェなどから始めて,たまには大スクリーンで……なんて思っていますが……。
独自のスライドショーだけでなく,画像提供して,科学番組を作ってもらうのも,ひとつの道です。

とは言え,こちらはアマチュアのボランティア集団の領域を出ないようにしようかと思っています。
誰でも気軽に参加して,映像の出前とか番組制作で遊んでもらえるような環境が作れたら,なんて思っています。
ぼちぼち,音楽関係も強化したいですね。
著作権の問題をクリアしやすく,オリジナリティを出したいので。
それから,番組としてパッケージを作って上映するだけ,と言うスタイルだけでなく,科学イベント向けに,ライブトークのできる3D天体写真集をまとめて,実際に現場で喋って,双方向性の高いコミュニケーションの場を提供するのも,良い展開だと考えています。
実際,科学技術館では「ちもんず」と共同で,「お月見」を特集した科学ライブショーをやったことがあるのですが,喋る側も聞く側も楽しめるイベントで,3Dの月写真も効果的だったと思います。

今は「かぐや」の特定情報を基にした,月面の3D映像がCGで作られていますが,わがプロジェクトは実写を3Dにしていますから,臨場感が違います。

実際に本物の空を見上げた時の臨場感を,ぜひ,シアターで体験して欲しいと思います。