夏至2日前

2015年の夏至は6月22日。
その2日前の太陽です。

これは太陽の自転を視差として利用して3Dにしてあります。
赤青メガネで見ると,黒点が飛び出してきます。

撮影間隔は2時間半。
太陽の自転周期を25日とすると,視差は0.75度となり,2〜3m離れた場所にある球体を見ている立体感が得られています。

まぁ,実際に遠隔地で同時撮影して視差を得ているわけでもないので,厳密な話をすれば,黒点の形も少し変わってくるし,太陽の自転速度は赤道帯と極地帯で少々違っていて,よじれてしまうのですが,このぐらいの拡大率だと,それっぽく立体的に見えてきます。

実際に太陽を立体視できるような目の持ち主も居ませんし,人工衛星で同時撮影でもしない限り,リアルに立体視に必要な視差を得ることも不可能なので,地球からの観測で太陽を立体視するのは,このぐらいがアマチュアの限界です。

でも,確かに太陽は球体だと言うことが見えると,ちょっと楽しい。

自転を利用して視差を得て立体視する方法は,惑星写真にも使えます。
それなりの撮影機材と撮影技術は必要ですが,チャレンジしてみる人はいませんか?