月と惑星の接近

23日未明の,月と水星の接近。

アナグリフ用に3D加工してあります。
月の左側に水星。
撮影場所は手賀沼
月はさそり座の頭部あたりに居ます。

…あ,アンタレスの位置がおかしい……

これは1台のカメラを横に移動させて2枚撮影し,3Dに合成しています。
この方法だと,どうしても1枚目と2枚目の撮影の間に,天体が日周運動で動いてしまいますので,それを画像処理の段階で,動かして調整しています。

星空が地上の景色よりも後ろに見えるようになっています。

こうした,細い月と惑星や明るい星の接近が,月の細い時期に起こると,星景写真にアクセントを添えてくれます。
そして,前景も重要。
前景と天体の遠近感で,3Dにしていますし,前景に良い風景を選び,出来れば地域性のあるランドマークなどを取り入れると,地域色豊かな,美しい星景写真を撮影することが出来ます。

ちなみに露出時間やカラーバランスは,朝焼けの色がきれいに出るように調整しています。対象となる天体が明るいですから,F4で1〜数秒の露出で済ませています。


27には,宵空で,月と金星が接近します。
撮影のチャンス。
良いランドマークを探して,地域色の湯手かな写真を狙うのも,良いと思います。
今日の夕方にロケハンしておくと,確実です。