12月27日の月と金星

こんな感じでした。

アナグリフ画像です。
赤青メガネで地上の景色が立体になって,空より手前に見えます。

#縮小しているので分かりにくいかも知れませんが…

月と明るい惑星の接近は,1ヶ月に何回か起こっている現象です。
今回の事例も,月と金星の見かけの距離が,けっこう離れているので,天文現象的には,それほど関心を引いていなかったのですが,このぐらいの位置関係のほうが,地上の景色を取り込みやすく,3D化しても,見栄えがするのです。

この写真では,天体には立体感は無く,地上の景色と空の前後関係が分かるようになっています。また,地上の夜景の奥行きも見ることが出来ます。

プロジェクトでは,実際に見た風景に近いリアリティを作るようにしています。
…やや前景の立体感が誇張されてしまいますが。

こういう画像を大スクリーンに映して立体視すると,その風景の中に浸るような感覚になります。

また,地上の風景を入れるわけですから,地域性も出せます。
この写真の場合,関東平野のだだっ広い感じが出せれば,と思って立体感を調整しました。