今年最大の満月

2018年最大の満月は1月2日の朝でした。
1月2日未明の月が最大,と言うことになりますが,カレンダー的に考えて,1月2日夜の月を見上げた人のほうが多かったのではないでしょうか。
実際には肉眼で両日の差を認識するのは困難なので,どちらの月を見たとしても,「今年最大の満月」を見た,と言うことにしておいて良いと思います。

せっかく天気も良かったので,1月2日夜の月を3D化してみました。

撮影間隔を約4時間取って,地球の自転を利用して視差を得ています。
基線長があまり長く取れないので,遠くに球体が浮かんでいるように見せたほうが自然です。そこで,モニタ画面よりも遠くに月が浮かぶように画像処理しました。
例によってアナグリフです。
赤青メガネでお楽しみください。

未明の霧

すっかり秋。
昼夜の寒暖差が大きく,未明は霧になりました。

霧の向こうに,満月を少し過ぎた月。
手前は,いつも撮影に使っている場所の,エノキの木です。
いつもの風景も,霧がかかると,ちょっと違った表情を見せて熟れます。

画像はアナグリフです。赤青メガネで立体視できます。

今年最小の満月

6月9日は2017年最小の満月。
その1ヶ月前の,5月の満月と組み合わせて立体化してみました。
この両者の間には,東西方向に約2°の,秤動によるずれがあり,それを視差として利用しました。

地球の自転利用で視差を得るよ理も,大きな視差の得られる方法ですが,なかなか思い通りの方向に視差が得られる組み合わせは多くありません。
しかも,この作例では,それほど視差が大きくないので,あっさりとした立体感になっています。

例によってアナグリフです。
赤青メガネでご覧ください。

旧暦1月15日

2017年2月11日は旧1月15日。
旧暦の小正月

撮影間隔を3時間半ほどあけて、5000km近い基線を取り、3D化してみました。
例によってアナグリフです。

秤動利用の立体写真よりも視差が小さいので、辛うじて月の真ん中が膨らんでいるかな、ぐらいの見え方ですが、イメージとしては、数m離れたところにあるボールのような感じの立体感、と言うことになります。

立体視するとモニタよりも後ろに浮かんで見えるように設定してみました。

月の海の部分には、皺が寄ったような地形が見えます。

溶岩が押し寄せながら固まったような、鍋の中で温めたミルクの表面に出来た膜のような…

つまり、液状のものが固まった痕跡に見えるわけです。

当然のことながら、クレーターのような高低差がありませんから、欠け際ギリギリに位置した時にしか見えません。

3D化してみると、確かに皺の部分が少し盛り上がっているように見えます、


画像はアナグリフです。
赤青メガネで立体視してください。